Q. なぜ鍼灸は効くのですか?

・鍼灸と聞くと、何だか神秘的なもののように思われると思いますが、解剖生理学的に見て、以下の4つの作用により、高い治療効果が起こることが確かめられています。
① 鍼を刺した部分の筋肉が弛緩する。
② 鍼を刺した部分に軸索反射が起こり、血流が増加する。
③ 中枢神経系からモルヒネ様物質(エンドルフィン等)が分泌され、鎮痛作用が生じる。
④ 体性-自律神経反射により自律神経に影響を与える。
Q. 鍼灸は保険が効かないんですよね?

・以下の6疾患について、医師が鍼灸による持続的な治療が必要だと認めた場合は健康保険を使用できます。
①神経痛 ②リウマチ ③頚腕症候群 ④五十肩
⑤腰痛症 ⑥頸椎捻挫後遺症
※ 当院では、患者様のご負担を少しでも軽くするため、健康保険を用いた鍼灸治療に力を入れていますので、お気軽にお問合せ下さい。
※ 当院にて書類(同意書)を用意しますので、病院の医師に同意書を書いて頂いて下さい。
※(但し、その症状に対して病院との併用治療は行えなくなります)
・鍼灸の療養費の支給対象となる疾病は、『 慢性的な疼痛を主訴とする疾病(上記6疾患)であって、医師による適当な治療手段のないもの 』とされています。
・簡単に言えば、病院でのリハビリ、注射、湿布、飲み薬などの治療で思ったように改善しない場合にのみ、健康保険を用いて鍼灸治療を行ってもよいということです。
・鍼灸の同意書につきましては、患者様のかかりつけの医師にお願いして頂くことになりますが、かかりつけの医院がない方は一度ご相談下さい。
・整形外科など、自院でリハビリに力を入れている病院では、同意書を書いてもらえない場合が多いです。
Q. 鍼治療って痛くないですか?

・異常のない筋肉に鍼を刺してもそれほど痛みはありません。
しかし、痛みの原因(トリガーポイント)に対しアプローチしていく中で若干の痛みが出る場合があります。症状が改善するにつれ、鍼を刺す時の痛みも軽くなってきます。
Q. 鍼灸治療の時間は一回どのくらいですか?

治療時間は症状や発病時期などによって違いますが、40分ほどです。
Q. 治療間隔はどのぐらいでいいですか?

・症状によって違いますが、急性の症状や強い痛みがある場合は週に1~2回治療を受けて頂きます。
・慢性の症状や病気の予防などは月に1~2回を目安にお越しいただいています。
Q. 治療を受けるとき、どんな服装で行ったらいいですか?

・上の服はタンクトップ、Tシャツ、キャミソールなど、首元がゆったりしたものであれば着たままで鍼治療を受けることができます。
・下の服は膝上まであがるものであれば長ズボンでもOKです。
※ 女性の方で、坐骨神経痛の治療を希望される方は、臀部に鍼を打ちますので半ズボンの持参をお願いしております。